コンサル業界のインターンの内容は?対策やメリットなど
- 02.出航編 コンサルティング業界を知る
- 2022.11.3
コンサルティング業界に興味のある就活生のみなさん。
この記事ではコンサルティング業界におけるインターンの内容や対策、種類別のメリットなどをご紹介いたします。
そもそもコンサルティング業界とは?
コンサルティング会社って何するの?
といったことも別記事でご紹介しておりますので、そちらも併せてご覧ください。
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目次
コンサル会社のインターンの内容に傾向はあるのか?
まず、コンサルティング業界のインターンシップを理解するためには
① 期間
② ワーク内容
の2軸で考えることが必要です。
① インターン期間の違い
コンサルティング業界に限らず、インターンシップでは1日で終わるものから、1週間以上かけて実施されるものまであります。
1日で終わるインターンシップは企業説明の時間が多く、グループワークの時間は比較的に短くなります。
一方で、1週間以上かけて実施されるような中長期間のインターンシップではグループワークの時間が多くなります。
「コンサルティング業界の概要を知りたい」という方は1Dayなのインターンシップが向いています。
「志望業界をコンサル業界に絞り込んでいる」という方は、実際の業務を体験できるような1週間程度のインターンシップがおすすめです。
期間:1週間(1Week Internship)
内容:1日目 企業説明&グループワーク解説
2日目 ~ 6日目 グループワーク
7日目 ワークに対するフィードバック
実践型インターンで、1週間のうち5日間がグループワークの時間。ワーク内容も実際のコンサルティング相談をベースにしたワークが出題されるため、業務理解につながる。最終日には現役コンサルタントからのフィードバックがある。
② グループワーク内容の違い
グループワークの内容は大きく次の3つに分類されます。
1. 実行提案型ワーク
2. 戦略立案型ワーク
3. 調査分析型ワーク
「実行提案型ワーク」は、その名の通り提案まで行うグループワークです。
クライアント企業の成長のために何をすればいいのか、どうやって行うのかを考え提案します。
リアルな相談内容を基にワークが設定されていることが多いことも特徴です。
「戦略立案型ワーク」では、企業の今後の方向性を指し示す報告書や企画書を作成します。
PEST分析やSTP分析などのフレームワークに基づき進めるケースが多く、ロジカルシンキングが求められます。
一方で、グループワーク用に設定されたテーマである場合もあり、実際の業務とは違いがある恐れがあります。
「調査分析型ワーク」に関しては、与えられたデータを基に、Excelなどを用いた分析を行います。
フェルミ推定のような推論のパターンもあれば、膨大なデータの中から取捨選択するというパターンもあります。
データ分析が好きという方にはおすすめできるワークです。
コンサル会社のインターン参加前に準備すべきこと
インターンシップ参加前に準備すべきことは2つあります。
1つ目が自己分析で、「自分が将来的に何を成し遂げたいか/どんな人になりたいか」を考えておくこと。
2つ目は企業研究で、「誰にどんなコンサルティングをしている会社なのか」を把握しておくことです。
① 自己分析
自己分析では、自身が将来的に何を成し遂げたいのか、どんな人物になりたいのかを考えましょう。
それがコンサルティングの仕事で達成できるかどうかまで考えておけると、より有意義なインターンシップとなります。
就職活動でよくある失敗パターンとしては、「何をするのか(しないのか)」から考えてしまうことがあります。
例えば、コンサル業界の志望動機で「課題を解決するような仕事をしたい」という動機をよく聞きます。
この課題解決ですが、コンサルティング職以外でも課題を解決するような職業はありますし、適切な志望動機とは言えません。
まずは将来的に何をしたいのか、それはどのような手段で達成できるのかを考え、コンサルティングの仕事に当てはまるかチェックしましょう。
② 企業研究
企業研究は、自己分析で考えた成し遂げたいことを達成する手段としてその企業が適切か確認するために実施します。
コンサルティング業界においては、「誰にどんなコンサルティングをしている会社か」の理解をゴールにしましょう。
「誰にコンサルティングするか」においては、様々な切り口があります。
例えばですが、
・大企業対象なのか、中堅・中小企業対象なのか
・経営者対象なのか、担当者対象なのか
・より成長していきたい企業対象なのか、改善点を直したい企業対象なのか
などの切り方が考えられます。
「どんなコンサルティングをするか」に関しては、まずは
1. 調査・分析
2. 戦略・企画立案
3. 提案・実行
の3つに分類するとわかりやすいでしょう。
コンサルティングの仕事はどの企業も調査・分析しますし戦略提案もします。
その中でどの点を重要視している会社なのかを押さえておくことで、実際の業務内容の理解が促進されます。
面接対策のタイミングで企業研究をすると自分のやりたいこととずれが生じてしまい、良い印象を与えないことも多くあります。
選考を受ける前段階から企業研究は実施しておくようにしましょう。
詳細に関してはどのコンサルティング会社もインターンシップ中にガイダンスがあるかと思いますので、そのタイミングで確認するのでも問題ありません。
コンサル会社のインターンの種類
先述の通り、コンサルティング会社のインターンシップでは1日から1週間程度のものが大半ですが、3か月以上継続する長期インターンシップを受け入れている会社もあります。
短期間のインターンシップでは「グループワーク」という形の業務体験ですが、長期インターンシップでは実際の業務の一端に触れられることが特徴的です。
また、社員と同じ立場で業務に就くことができるため、普段の働く環境などをイメージすることも可能となります。
短期インターンシップと長期インターンシップのメリット&デメリットは次の通りです。
① 短期インターンシップのメリットとデメリット
メリットとしては、時間効率がいいことが挙げられます。
まだ業界を絞り込めていない状態であれば、様々なインターンに参加するためにも期間が短いインターンシップを数多く参加した方が効率に優れます。
一方で、その分1社あたりの理解度は浅くなりがちで、業界の中での企業選びが難しくなり、最終的な決め手に欠けるというのがデメリットです。
まだ企業を絞り込めていない段階では、短期のインターンシップへの参加がおすすめです。
② 長期インターンシップのメリットとデメリット
期間が長い分、深くその会社のことを知ることができるのがメリットです。
また、リアルな業務体験となるため、入社後のイメージもつきやすくなります。
実際に業務内容はコンサルティング補助などの求人が多く、近くに現役コンサルタントがいる環境で働くことができます。
裏を返せば、その分だけ時間が取られてしまうことがデメリットと言えます。
ある程度志望企業を絞り込んでいる段階、あるいは入社する企業を決めているがその企業がまだインターンシップを開催していない場合などは長期インターンを活用しましょう。
また、大学1,2年生から長期インターンシップに参加し、社会人に触れておきキャリアを考える参考にするというのも良い経験になるかと思います。
参考:【コンサル業界】長期インターンで知るリアルな仕事内容|船井総研 採用サイト
▼短期と長期のインターンシップの違い例
インターン参加から本選考に進めるの?
結論としては、選考につながるパターンが非常に多いです。
例えば、大学3年生や大学院1年生向けの短期間のインターンシップは就活生用に実施されており、企業としても採用活動の一環として行っているため早期選考が案内されたりします。
2022年度では、選考につながるインターンシップは大学3年生/大学院1年生の6月頃から次の2月までの半年間によく開催されています。
選考につながらないインターンの特徴は長期間の就業であること、あるいは大学などの授業の一環で行われることが挙げられます。
長期インターンシップは受け入れているけど新卒の入社は受け入れていないという会社もありますので、志望企業があればその企業の採用サイトはしっかりと見ておきましょう。
※長期インターンシップから選考につながるケースや大学3年生向けでも選考がないケースもございます。詳しくは各社の採用サイトをご確認ください。
コンサルティング実務を体験したい方へ
コンサルティング実務を体験したい場合は、
1. リアルなコンサルティング相談をワークテーマにしている
2. 期間が長く、調査から実行提案まで体験できる
3. 現役コンサルタントが近くにいる環境である(長期インターンシップなど)
のいずれかを満たすインターンシップに参加することがおすすめです。
経営コンサルティングを行っている船井総合研究所では1Dayや1Week、長期インターンなど複数のインターンシップが開催されています。
どれもリアルなコンサルティング体験を意識したプログラムで参加学生からの満足度90%です。
コンサルティングを体感できるハイレベルなインターンシップですので、是非参加をご検討ください。
3daysインターンシップ
昨年大変ご好評を頂きましたグループワーク型1WEEKインターンシップです。
「3days INTERNSHIP」には、社長・管理職クラスのトップコンサルタントが複数参画。
上場企業の経営陣に会うことができる機会は滅多にございません。「プロフェッショナルに要求される仕事のレベル感」を是非体感してください!
3daysインターンシップについて詳しく知りたい方は3daysインターンシップの詳細をご覧ください。
長期インターンシップ
船井総合研究所では、「船井総研をコンサルティングする」というテーマで長期インターンシップを募集しております!
現役コンサルタントがクライアント企業のコンサルティングを行うように、長期インターン生として入社いただいたみなさんには船井総研のコンサルティングを実施いただきます。
実際に行う業務内容は入社後の配属部門によって異なりますが、どの部門でも船井総研でも指折りのトップコンサルタントと一緒に業務を行っていただきます。