
コンサルティングインターン攻略!!|効率的な選考対策と準備方法|
- 04.外海編 インターンシップに参加する
- 2024.12.20
あなたはコンサル業界でのキャリアを築きたいと考えていますか? コンサル業界は、スキルの習得と成長の速さ、キャリアパスの広さ、高い給与水準といった観点から人気の高い業界のひとつです。 内定をもらうためにはインターンに参加することが近道です。まずはインターンに参加することを目標に、これから本格化する就活の手掛かりにしていただければ幸いです。インターンに参加するために効率的に準備をしていきましょう。
目次
コンサルティング会社のインターンシップ攻略法
1. コンサルティング会社のインターンシップとは?
1-1. コンサルティング会社のインターンシップの概要
コンサルティング会社のインターンシップは、短期間で実際のプロジェクトに参加し、リアルなビジネス課題に取り組む貴重な機会です。
インターンシップは、政府が経団連に対して行った「2024年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項」 により、5日以上または2週間以上、と日数の基準が設けられており、それより短いものはワークショップと定義されております。
コンサルティング会社のインターンシップ・ワークショップにはどのような種類があるのでしょうか。
代表的なものを紹介します。
①サマーインターンシップ
サマーインターンシップは、多くのコンサルティング会社で行われる代表的なインターンシップです。通常、夏の長期休暇(6月から9月)の間に開催され、1週間から1か月程度の期間が設定されます。このインターンは特に重要で、本採用に直結することが多く、参加者は本格的なコンサルティング業務を体験します。プロジェクトに参加してチームで課題を解決する経験を積み、評価が高い場合は早期の内定を得られることもあります。
②ウィンターワークショップ
ウィンターワークショップは、冬の短い休暇中(12月から2月)に開催されます。期間はサマーインターンシップよりも短く、数日から1週間程度で行われることが多いです。短期間ながらも、コンサルティング業務の基本を学ぶことができ、企業の雰囲気をつかむ良い機会となります。サマーインターンシップと同様に、選考の一環として評価される場合もあります。
③短期ワークショップ
短期ワークショップは、数日から数週間で行われる集中型のワークショップです。特定のスキルや業務に焦点を当て、短期間で業務の理解を深めることが目的です。会社によっては数日で終わるプログラムもあり、コンサルティング業務の基礎的な部分を体験することができます。選考のプロセスとして用いられることが多いですが、長期インターンシップほど深い実務経験は得られないことが一般的です。
④長期インターンシップ
長期インターンシップは、数か月から半年にわたって実施されるプログラムです。長期間にわたるため、より深い業務に携わることができ、コンサルティングの現場での実践的な経験が得られます。社員と一緒に働きながら、クライアントプロジェクトに参加することができるため、将来のキャリアに非常に役立つ経験を積むことが可能です。特に実務経験を重視する学生にはおすすめです。
⑤体験型ワークショップ
体験型ワークショップは、1日または数日のプログラムで、コンサルティング業務の一部を体験するためのものです。通常、企業説明や業界理解を深めるためのセッションが中心となりますが、ケーススタディを通じてコンサルティングのプロセスに触れる機会もあります。短期間なので、コンサルタントの仕事に興味を持ち始めた学生や、他の業界と比較したい学生に向いています。
⑥プロジェクト型インターンシップ
プロジェクト型インターンシップは、特定の課題やプロジェクトに取り組むタイプのインターンです。参加者はチームを組み、期間中にクライアントの問題を解決するための提案を行います。多くの場合、実際のクライアントに対する提案を行うため、実践的なスキルが求められ、企業側も参加者の能力を詳細に評価します。
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1-2. インターンシップに参加する意義
コンサルティング会社のインターンシップでは、ただ選考を通過するだけでなく、実際の業務を体験することで業界理解を深めることができます。自分の適性を確認する機会にもなり、企業側にも自分の強みをアピールする絶好のチャンスです。インターンシップに参加することで、就職活動本番に備えるだけでなく、将来のキャリア選択にも役立つ経験を得ることができます。
24卒の学生が大学2年生のときにインターンシップに参加した理由(「就職白書2024」より)
24卒の大学2年生がインターンシップに参加した理由は以下の通りです。
最も回答が多かったのは、「就職活動に役立つ情報や経験を得るため」(61.1%)、次いで「自己分析を深めるため」(56.2%)、「自分自身のキャリア観を明らかにするため」(53.8%)、という結果になりました。(「就職白書2024」より)
企業とそこでおこなう業務の理解を深めていくうえで、インターンシップに参加することはとても重要です。
2. インターンシップ選考の流れと対策
2-1. エントリーシートとWebテストの対策
コンサルティング会社のインターンシップの選考は、エントリーシートとWebテストから始まります。
【エントリーシート】
エントリーシートでは、志望動機や学生時代に力を入れた活動についての質問が多く、しっかりとした自己分析と準備が必要です。過去に自己分析の準備に関するリクシップ記事がございますので、こちらもご参考にしてください。
【Webテスト】
SPI・玉手箱・TG-WEB・CAB・GABなどさまざまな種類がありますが、選考先の企業でどれを採用しているか、事前にわかる場合もあります。志望する企業のテスト形式を早めにリサーチし、それに応じた問題集などを使って事前に対策をしておくことが成功の鍵です。
3.インターンシップ中に評価されるポイント
3-1. 思考力と柔軟性
コンサルタントに必要なスキルの一つが「論理的思考力」です。インターンシップ中は、問題解決に向けた柔軟なアプローチも求められます。特に、長時間の議論を通じて思考の質を維持し、的確な判断を下す「思考体力」が評価されます。短期間で効率的に結果を出す力が、コンサルティング業界では非常に重要です。
3-2. チームワークとリーダーシップ、関係性構築
コンサルティングは、チームでの作業が基本です。インターンシップ中も、チームワークを発揮しながらリーダーシップを取ることが重要視されます。自分の意見をしっかり持ちながらも、他のメンバーと円滑にコミュニケーションを取る能力が重要になります。
4. インターン中に使うツールと準備
4-1. PowerPointとExcelのスキルを磨く
コンサルティング業務では、プレゼンテーションスキルが非常に重視されます。特に、PowerPointでの資料作成やExcelでのデータ分析は、日常的に使用されるスキルです。インターンシップ中も、これらのツールを使いこなし、わかりやすくデータを整理する能力が求められるため、事前に練習しておくと良いでしょう。
4-2. 事前に参考書で知識を蓄える
コンサルティングの基礎知識やケーススタディの参考書を読んでおくことは、インターン中に大きなアドバンテージとなります。業界特有の問題解決の手法や、実際のビジネス課題に対処するための知識を蓄えておくことで、インターン中により深い理解を得ることができます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
コンサルティング会社のインターンシップは、業界や企業の理解を深め、自分の適性やスキルを磨く絶好の機会です。参加するためには、エントリーシートやWebテスト、グループディスカッションなどの選考対策を万全にすることが求められます。また、インターンシップ中に評価されるポイントとして、論理的思考力、柔軟性、チームワーク、リーダーシップなどが挙げられます。これらのスキルを磨くために、日頃から自己分析やケーススタディの練習、必要なツールの習熟を進めておくとよいでしょう。
さらに、インターンシップはただ選考を突破するだけでなく、自分自身のキャリアビジョンを具体化する場でもあります。インターンシップでの経験を通じて、自分の将来像を描きながら、より良い結果を出すことを目指しましょう。事前準備をしっかり行い、自信を持って挑むことで、インターンシップを成功に導けるはずです。