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コンサル業界でも通用する!志望動機の書き方

2024.2.21

はじめに

就活で必ず通る道が志望動機です。今回はコンサル業界でも通用する志望動機の書き方をご紹介します。

コンサル業界まとめ

志望動機を作成する上で業界理解が非常に重要です。その際に参考になるようコンサル業界に関する基礎知識をご紹介します。

コンサル業界の分類

コンサルは様々な分け方ができますが今回は「クライアント別」、「業種テーマ別」でご紹介します。
まず「クライアント別」とは、クライアントがどのような立場か、つまり誰に対してコンサルティングを行うのかで分ける分け方です。
クライアント別コンサルティングの種類としては、
①政府や自治体が対象
②経営者や社長が対象
③人事部長やIT部長などの担当者
が対象の3種類に分けられます。

「業種テーマ別」では業務内容で分けています。業種テーマ別で分けた際には
①戦略系コンサルタント
②ITコンサルタント
③人事・HR系コンサルタント
④財務・会計系コンサルタント
の4種類に分けることができます。

それぞれの具体的な業務内容は以下の記事に詳しく記載してあります。ぜひ参考にしてください。
参考記事:コンサルタントの種類・分類が分かる!クライアント別の業務内容も解説。

コンサル業界で求められるスキル

コンサル業界の分類の他に志望動機に関わる基礎知識としてコンサル業界で求められるスキルについてご紹介します。
コンサルタントに向いている人の特徴は7点あります。

1つ目が勉強家であることです。
企業の経営をサポートするためには常に社会情勢や専門とする領域の情報に触れておく必要があります。
また「誰からでもどんなことでも学びにする貪欲さ」が必要です。

2つ目が好奇心・ポジティブ思考があることです。
コンサルタントの仕事は決まった答えがあるわけではないため常に「今の課題の原因は何なのか」「何故上手く行っている会社は業績を伸ばしているのか」などの知的好奇心がある方の方がコンサルタントには向いていると言えます。
また物事を考えることが好きな人もコンサルタントに向いているでしょう。

3つ目が推進力です。
コンサルタントの仕事では時には現場に入り込んだサポートも行い、その中で泥臭く業務を行う場面も出てきます。

4つ目がコミュニケーション能力です。
コンサルタントの仕事はクライアントへの提案だけにとどまらず、実行してもらうための話し方や、会議を進行する、社内でも議論するなど様々なコミュニケーション能力が求められます。
話し上手でもあり、それ以上の聞き上手であること、それをお持ちの方はコンサルタントに向いていると言えるでしょう。

5つ目が論理的思考力です。
コンサルタントの役割として実地調査などを通し客観的に仮説立てをし、検証を行っていくことが求められます。そのため論理的思考力が必要になってきます。

6つ目が傾聴力です。
まずは課題を明確にし、そしてその原因となっている部分を明らかにする為のヒアリングを行う必要があるため、傾聴力はコンサルタントにとって必須のスキルになります。

7つ目は向上心です。
コンサルティングを通じ企業様は成長し、より高みに導くコンサルタントはさらに成長する必要があるため向上心は必要不可欠です。

詳しくは以下の記事でご紹介しているためぜひ参考にしてください。
参考記事:コンサルティング業界に向いている人の特徴7選 ∼コンサルタントを志す人必見∼

志望動機の基本構成

採用プロセスにおいて、志望動機は非常に重要な要素です。
採用担当者は、応募者がその企業を選んだ理由、企業で実現したい目標、そして企業にどのように貢献できるかを知りたがっています。
志望動機は、熱意と適合性を伝えるためのキーポイントとなります。

志望動機を書く際の基本構成は、以下の3点に集約されます。
①貴社で実現したいこと(60~100字程度)
その企業で達成したい具体的な目標や夢を記載します。
②なぜその企業なのか(60~100字程度)
その企業を選んだ理由や、企業のどの点に魅力を感じたかを記載します。
③入社後の貢献方法(60~100字程度)
入社後、どのように企業に貢献できるかの具体的なプランやスキルを記載します。

志望動機は200字~300字程度にまとめることが推奨されます。これは、採用担当者が30秒から1分程度で読める適切な長さであり、記入欄の8割以上を埋める内容になります。記入欄の7割以上を埋めることで、熱意と真剣さを伝えることができます。

内容に関しては、実体験をベースに具体的かつ独自性のある内容を記載することが重要です。
自身の経験や学んだスキルがどのように企業の目標達成に貢献するかを明確に示すことが求められます。

志望動機のポイント

書き出しと締めくくりが大事

志望動機を書く際、書き出しと締めくくりは特に重要です。
書き出しは文章の第一印象を決定し、締めくくりは採用担当者の記憶に残る部分です。
これらの部分に注意を払うことで、効果的な志望動機を作成することができます。

書き出しで抑えるポイント

書き出しでは、企業が求める人材と自分が合致していることを示すことが重要です。
具体的には、入社して叶えたいことを、自身の経験や背景に基づいて記載します。
自分のキャリア目標と企業のビジョンがどのように一致しているかを明確にします。

締めくくりで抑えるポイント

締めくくりでは、採用担当者に「求められている職種で活躍するイメージ」を与えることを意識すると良いです。
締めくくりでは、自分がその職種でどのように戦力になれるかを強調し、採用担当者に強い印象を残すことが重要です。
これにより、自分がその職種でどのように価値を提供できるかを示すことができます。

志望動機は、自分自身をアピールする重要な機会です。書き出しと締めくくりに注意を払い、自分の強みと企業のニーズがどのように一致しているかを明確に示すことで、採用担当者に強い印象を残すことができます。

NGな志望動機とは

書き出しのNGポイント

書き出しで避けるべきことは、漠然とした言葉でまとめることです。
例えば、「貴社が大手であることに魅力を感じました」のような表現は避けるべきです。
また、年収や勤務地、研修制度などの条件面だけに魅力を感じたという表現も避けた方が無難です。
これらは、応募者の仕事への熱意や企業への理解が不足していると捉えられるためです。

締めくくりのNGポイント

締めくくりでのNGポイントは、未経験であることの不安を強調することです。
例えば、「未経験で不安ですが、頑張ります」といった表現は避けるべきです。
また、「頑張ります」という漠然とした表現も不十分です。締めくくりでは、具体的な自信とポジティブな姿勢を示すように心がけましょう。

その他のNGポイント

その他としては具体性の欠如、他人任せのスタンスが挙げられます。
具体性の欠如としては、例えば「貴社の理念に共感しました」という表現はどの部分に共感したのかが明確でないため避けるべきです。具体的な理由やエピソードを交えることが重要です。
他人任せのスタンスとしては例えば「学ばせてください」という表現は他人任せの印象を与えてしまいます。代わりに「自分で積極的に学び、成長していきたい」といった主体的な姿勢を示す表現を用いるべきです。

上記のようなNGポイントを避け、具体的でポジティブな表現を用いることで採用担当者にいい印象を与えることができます。

志望動機のよくあるQ&A

Q.他社との比較をしても大丈夫?

A.大丈夫です。競合他社との比較分析を行うことは、あなたの市場理解の深さを示す強みになります。
ただし、他社を貶めるような表現は避け、なぜその企業が自分にとって最適なのかをポジティブな観点から説明することが重要です。

Q.「第一志望」というべき?

A.「第一志望群である」「強く志望している」といった表現に言い換えると良いでしょう。
これにより、他の選択肢も検討しているが、その企業に特に強い関心があることを伝えることができます。

Q.他の職種と迷っている時人事に相談しても大丈夫?

A.やりたいことが明確であれば、相談しても問題ありません。
自分のキャリアについて真剣に考えている姿勢を示すことができます。
ただし、あまりにも迷っている様子を見せると、決断力の欠如と捉えられる可能性があるので注意が必要です。

Q.自己PRと志望動機の違いは?

A.自己PRでは、自分の強みやスキル、経験を伝えることが重点です。
一方で、志望動機では、企業分析や市場研究などの成果を基に、その企業に対する興味や熱意を示すことが重要です。

Q.面接では履歴書と同じ志望動機で話した方がいい?

A.変更することも可能ですが、全く異なる内容に変えると「一貫性がない」と思われる可能性があります。
履歴書の内容を基に、面接でさらに詳細を加えるか、新たな視点を提供する形で話すと良いでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。志望動機では業界理解をしっかりとしたうえで書かれているか、書き出しと締めくくりはしっかりポイントを押さえているかが非常に重要になります。
よりよい志望動機を書くためにこの記事をぜひご活用ください!