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ITコンサルとは?仕事内容【徹底解説】

02.出航編 コンサルティング業界を知る
2023.9.1

#コンサル #ITコンサル #SE #Sier

はじめに

この記事ではITコンサルタントの仕事内容や動向に焦点を当て、就活生の皆さんに有益な情報をお届けします!

ITコンサルタントとシステムエンジニアの似ているようで違うところなども解説します。

皆様が未来へと一歩を踏み出すためのヒントになると嬉しいです。

 

ITコンサルタントとは?

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントは、多岐にわたる業務を通じて企業やクライアントのIT戦略の構築や実現を支援する専門家です。その仕事内容は幅広く、企業やプロジェクトのニーズに合わせて柔軟に対応します。以下では、一般的なITコンサルタントの主な業務をご紹介します。

 

①要点定義と分析

ビジネスの課題や要件を分析し、ITソリューションを検討します。現状の問題点や改善の余地を特定し、プロジェクトの方針を策定する段階です。

 

②戦略策定

ビジネス目標に基づいて、IT戦略や計画を策定します。ビジョンを描き、戦略的な方針を立てて企業の成長や競争力の向上を支援します。

 

③システム設計と実装

ITシステムやソリューションの設計と実装を行います。ニーズに合わせてシステムのアーキテクチャやコンポーネントを決定し、開発段階を支援します。

 

④プロジェクト管理

ITプロジェクトの進捗管理、予算管理、スケジュール調整などを行います。チームの指揮と調整、品質管理も担当します。

 

⑤テクニカルサポート

システムの運用サポートやトラブルシューティング、ユーザーサポートを提供します。問題解決と円滑な運用を支えます。

 

⑥ビジネスコンサルティング

ITを活用して業務プロセスを改善し、効率化を図るビジネスコンサルティングを行います。業務改革や変革の支援が含まれます。

 

⑦クライアントコミュニケーション

クライアントとの円滑なコミュニケーションを通じて、要件や目標を把握し、適切な提案や解決策を提供します。

 

⑧新技術の調査

IT業界の最新技術やトレンドを追跡し、クライアントに対して新たな可能性や展望を提供します。

 

⑨トレーニングと教育

システムの利用者やクライアントのためにトレーニングや教育プログラムを提供し、スキル向上を支援します。

 

これらの業務は、企業ごとに異なる範囲で実施され、クライアントのニーズやプロジェクトの性質に応じて適切なアプローチが取られます。総合的なIT知識と戦略的な視点を持つITコンサルタントが、ビジネスの成功に貢献する重要な役割を果たしています。

 

 

ITコンサルタントとシステムエンジニア(SE)の違い

ITコンサルタントとシステムエンジニア(SE)は、情報技術に関わる役割ですが、それぞれ異なる側面で業務に携わります。先ほどITコンサルの仕事内容をお伝えしたので、ここではシステムエンジニア(SE)の仕事内容をご紹介いたします。

システムエンジニアは、ITシステムやアプリケーションの開発、実装、運用など、技術的な側面に関与する役割を果たします。主な業務内容は以下の通りです。

 

①システム設計と実装

ITシステムやアプリケーションの設計と開発を行います。要件定義に基づいてシステムアーキテクチャを構築し、プログラムを開発します。

 

②システム実装とテスト

設計したシステムを実際に構築し、テストを行って品質を確保します。バグの発見や修正、最適化を担当します。

 

③運用と保守

導入後のシステムの運用と保守を担当します。トラブルシューティングやアップデート、セキュリティ対策を行います。

システムエンジニアは技術的なスキルを活かしてシステムの開発や運用に従事し、ITコンサルタントは戦略的なアドバイスを提供し、ビジネスニーズと技術の橋渡しを行う役割です。

 

ITコンサルタントとSIerとの違い

同じようにITコンサルタントとシステムインテグレーター(SIer)の違いも気になるのではないかと思います。
ではシステムインテグレーター(SIer)の仕事内容をご紹介いたします。
システムインテグレーター(SIer)は、クライアントや企業の要求に合わせて、異なるITシステムやコンポーネントを一つの全体的なシステムに統合する役割を果たします。彼らは実際のシステムの設計・開発・導入を通じて、技術的な実現をサポートしています。

 

①システム設計と統合

複数のシステムやコンポーネントを統合するシステム設計を行います。異なる要素が一つになるよう調和を図ります。

 

②システム構築と開発

設計に基づいてシステムを構築し、プログラミングや開発作業を担当します。技術的なスキルを駆使して、システムを実現します。

 

③システム導入とテスト

構築したシステムを導入し、テストを通じて品質を確認します。クライアントに実用的なシステムを提供します。

ITコンサルタントとシステムインテグレーターは、それぞれ異なる側面からビジネスに貢献する重要な存在であり、ビジネス戦略と技術実装の両方をバランスよく考慮することで、企業は成功への道を歩んでいくことができるのです。

 

【まとめ】ITコンサルタントとシステムエンジニア、Sierとの違い


ITコンサル・SE・Sier

 

 

最近の動向

最後にITコンサルタントの業界の最近の動向を見ていきましょう。

 

① コンサル業界内でDXやITの領域が伸びています

 日経新聞の2022年4月20日記事「コンサル、DXで需要増 2022年日経・独社調査」によると、”コンサル会社に顧客企業が重視するテーマを尋ねたところ、デジタル化・DXが最多で46%”と、企業がDXやITを取り入れる意欲が高まっています。
 デジタルテクノロジーの進化により、業務効率化や顧客エクスペリエンスの向上が実現可能となり、企業はその恩恵を求めています。ITコンサルタントの役割も、クライアントに最適なソリューションを提供し、新たなビジネスの可能性を探ることにあります。

② 企業ごとの差別化が進んでいます

 DXやITの導入においては、企業ごとに異なるアプローチと戦略が求められています。導入する企業、実行する企業、保守する企業といったステージに応じて、戦略が変わることが多いです。ただし、ITだけでなく、自社の特性に合った最適な企業を選ぶことが成功のカギです。適切なパートナーを選び、戦略的にDXを推進することが、ビジネス競争力を高める一歩となります。

③ 導入、実行、保守の役割に区分されています

 DXやITの進化を支えるためには、導入、実行、保守の3つのフェーズがあります。導入フェーズでは、最適なソリューションを選び、導入計画を策定します。実行フェーズでは、計画通りにシステムやプロジェクトを実行し、ビジョンを実現するための努力が求められます。そして保守フェーズでは、システムの安定運用と改善を行い、継続的な成果を確保します。特に、実行フェーズでは「実行力」が重要であり、理論だけでなく現場での実践力が求められます。

 最近の動向から見ると、DXやITの領域はますます拡大しており、成功するためには適切なスキルと戦略が必要です。企業ごとの差別化も重要であり、正しい選択と実践が競争力を向上させる要因となるでしょう。
 

終わりに

 ITコンサルタントの道は多様で挑戦的ですが、学びと成長に満ちた魅力的な世界でもあります。これからの就活生の皆さんにとって、これらのプチコラムが一助となり、自身のキャリアを展望する際の指針となれば幸いです。成功へのステップを踏み出す勇気と決意を持って、新たな未来を切り拓いてください。

 

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