【採用担当が語る!③】面接で押さえるべきポイント
- 05.運航編 選考に参加する
- 2021.10.10
#採用担当に聞く #面接のポイント #自己理解 #会社理解 #面接準備
みなさん、こんにちは!
『採用担当に聞いてみた』シリーズ3回目は船井総研の実際の面接官に面接で押さえておくべきポイントについてインタビューしました。
面接前の準備としても活用できる内容なので、ぜひご覧ください!
選考のポイント
船井総研の選考では、面接を複数回にわたって行っています。
船井総研の面接で意図しているところは、基礎的な部分が身についているかを確認したり、今後の選考を進んでいく上での価値観の不一致があるかどうかを確認することを目的としています。
その基礎というのが、採用担当の1人としてお話しさせて頂くと、「自己理解」×「会社理解」+「非言語コミュニケーション」で表現されるのではないかと思います。
今回の記事では、この3点について、記事を執筆していきますのでぜひご覧ください。
POINT1 自己理解
まず1つ目のポイントとなるのが、「自己理解」です。
ここでの自己理解がどれだけ出来ているかを確認する際には、いわゆる就職活動の軸がどれだけしっかりしているか確認しています。
この軸の作成方法は人それぞれ様々あると思いますが、①過去→現在→未来という流れの一貫性、②キャリアストーリーがいかに明確に描けているかが答えだと考えています。
また、そのストーリーを説明する際にどれだけ自分の言葉を用いることが出来ているかを確認して、就職活動の軸の完成度を見ています。
なので自己理解が浅い状態だと、①過去→現在→未来の流れの繋がりが見えにくい、②就活市場の常套句をそのまま引用しているため、本心が見えにくい、ということが挙げられます。
そして、その自己理解を深めるために、過去の自分の原体験を振り返ったり、自分の将来像を固めることが必要不可欠です。
加えて、それらをどのようにして自分の言葉で表現するかという点についての試行錯誤の回数を増やしていくことが自己理解を高めていくことに繋がります。
POINT2 会社理解
2つめのポイントは「会社理解」です。
会社理解では単に会社のことを理解するのではなく、多角的な方面から会社を知ることが重要となります。
会社理解は3つのポイントを押さえることが重要です。
①:業界・職種の魅力
志望している業界や職種が他の業界・職種と比較して自身に合っている・魅力に感じることは何ですか?
選考では一貫性が重要です。限られた時間の中で相手を説得させるためには、自身のやりたいこと、成し遂げたいこと、大切にしている価値観など、「自己理解」で見出した自分のキャリアと業界・職種の魅力が一致している必要があります。
例えば、自己理解で「様々なことに挑戦すること」が自身の労働観だと結論付けているのに、「専門性を磨く」ことが多い研究職や専門職が魅力だと述べても面接官の心には響きません。
②:業界内における船井総研の特徴
業界の魅力を伝えた後は、その中でもなぜ「この会社」に入社したいのかを伝えましょう。
その際には業界内の他企業と比較して魅力に感じる船井総研の特徴を伝えることが効果的です。
自己分析で考えた自身の価値観と照らし合わせて、業界の中でも特に大切にしたいポイントを伝えましょう。
コンサルタント業界内で特徴を考える際には、「若手から成長できる環境」のような業界全体の特徴として当てはまることを伝えても説得力はありません。
船井総研の場合であれば、コンサルティング業界における船井総研の特徴とは何か、ぜひ自身が魅力に感じるポイントを探してみてください。
③:②で応えた特徴の深堀
自己分析と合わせてここまで考えることができると、なぜこの会社でなければいけないのか強くアピールすることができるでしょう。
②で挙げた業界内での会社の特徴は、他の企業の特徴と類似していることが多々あります。
例えば船井総研の場合、「中小企業向けコンサルティングがメイン」という特徴がありますが、中小企業のコンサルティングを行っている会社自体は他にも存在します。
同じ特徴を持つ会社と比較して自身の志望する会社の魅力を考えることで、会社でのキャリアや働き方が明確になり、面接官に対してアピールすることができます。
POINT3 非言語コミュニケーション
第一印象は見た目(視覚で判断した情報)で決まると言われています。
同じようにコミュニケーションでも「言葉=内容」以外の要素が人との関係性構築には欠かせません。
有名なカリフォルニア大学の名誉教授であったメラビアンが発表したメラビアンの法則では、視覚情報・聴覚情報・言語情報いずれかに矛盾が生じていた際に、言語情報が優先される割合は7%程度だと言われています。
言語情報はその名の通り「言葉」で何を話すか、そのコンテンツです。
一方、非言語コミュニケーションに該当する聴覚情報と視覚情報では、その言葉(コンテンツ)をどのように伝えるかが重要になります。
聴覚情報は声のトーンや話すスピードなどどのような話し方をするのかを指します。
視覚情報は相手の身振り手振り、表情、視線など目で見たときにどのように映るのかによって与える情報のことです。
皆さんは、笑顔で声のトーンが高く楽しかったり嬉しかったりした出来事を伝えられた時に、自分も自然と嬉しい気持ちになった経験はありませんか?
また、ポジティブな内容であっても、声のトーンが低く暗い表情であると、「何かあったのかな」「大丈夫かな」と表情や話し方が暗いことに対して心配になった経験はありませんか?
言葉と話し方や表情が一致していると伝えたいことを相手により伝えることができますし、内容と話し方や表情が異なっている場合は話し方や表情の情報を優先的に受け取る傾向にあります。
もちろん面接では何を伝えるのか(言語情報)を自己分析と会社分析で充分に考えることが大切ですが、自身の想いや考えを相手に伝えるためには非言語コミュニケーションの要素が欠かせません。
コンテンツを考えた後はどのように伝えると良いのか練習してください!
非言語コミュニケーションの訓練は、自分の話している姿を録画してチェックすることがオススメです!
いかがでしょうか?
面接で知りたいポイントは「どのような人で、私たちの会社の何に魅力を感じているのか」です。
皆さんの経験や考えを知り、志望する会社のどの部分を魅力に感じているのか知ることで、活躍してくれるかどうかを判断します。
選考では面接官にこの会社で活躍しそうと思わせるために、「自己理解」「会社理解」で自身の考え方や価値観・将来やりたいことを整理し、「非言語コミュニケーション」スキルを磨くことで自身の魅力をアピールしてください!
皆さんの応募を待ってます!