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オープン・カンパニーとは?インターンシップとの違いを解説!

01.準備編 就職活動を知る
2024.2.1

オープン・カンパニーとは?

オープン・カンパニーの概要

オープン・カンパニーは、企業や大学のキャリアセンターが主催する説明会やイベントで、オープンキャンパスの企業版と言えます。
その目的は、学生に企業や業界の情報を提供し、キャリア形成を主体的に考えさせることです。
内容としては、企業の業務説明、社員やOB/OGによる講演・交流会、職場見学などがあります。

また、インターンシップの目的や形態が多様化していた批判を受け、「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」は、学生のキャリア形成支援活動としてプログラムを再編し、4類型に分類しました。

オープン・カンパニーは、このうちの「タイプ1」に分類されています。
インターンシップのような職業体験を必須とせず、主に情報提供と教育を目的としています。
(参照:経団連タイムス)

オープン・カンパニーとインターンシップの違い

2025卒の採用活動から、インターンシップの形態は下図のように4つのタイプに細分化されました。

①オープン・
カンパニー
目的個社や業界に関する情報提供・PR
代表的ケース企業・就職情報会社や大学キャリアセンターが主催するイベント
就業
体験
なし
期間超短期(単日)
対象年次不問
備考取得した学生情報の採用活動への活用 ⇒ 不可
②キャリア教育目的働くことへの理解を深めるための教育
代表的ケース ・ 大学などが主催する授業・座学協同プログラム
・ 企業がCSRとして実施するプログラム
就業
体験
年次不問
期間授業・プログラムによって異なる
対象年次不問
備考取得した学生情報の採用活動への活用 ⇒ 不可
③汎用的能力・
専門活用型
インターンシップ
目的就業体験を通じて、学生にとっては自らの能力を見極め、企業にとっては学生の評価材料の取得
代表的ケース 企業単独、大学等が企業や地域、コンサルタントと連携して実施する適応・汎用的能力ないしは専門性を重視したプログラム
就業
体験
必須・職場での就業体験、社員によるフィードバックが行われる
期間5日〜2週間以上
対象学部3年・4年ないし修士1年・2年
備考取得した学生情報の採用活動への活用 ⇒ 可
④高度専門型
インターンシップ
目的就業体験を通じて、学生にとっては実践力の向上、企業にとっては学生の評価材料の取得
代表的ケース 高度な専門性を重視した課程や学生向けインターンシップ
就業
体験
必須
期間2か月以上
備考取得した学生情報の採用活動への活用 ⇒ 可

大きな違いは
①就業体験の有無
②参加可能年次
の2つです。

①就業体験の有無

オープン・カンパニーは、学生が企業や業界について理解を深めることを目的としており、
職業体験を伴わないため通常1日程度の短期間で終了します。
一方、インターンシップでは職業体験が必要であり、より深い知識を得ることができますが、
それに伴い長期間にわたっての参加になります。

②参加可能年次

オープン・カンパニーは、学年を問わず全ての学生(学士、修士、博士課程)が参加可能な点でインターンシップと異なります。
これにより、企業側は早い段階で学生と接点を持つことができ、
学生にとっては低学年の時から情報収集が可能になるというメリットがあります。

この早期の参加により、学生は予備知識を持って本格的な就職活動に臨むことができ、
自分に合う企業を見つけやすくなる可能性があります。

オープン・カンパニーって何をするの?

具体的な実施事項

オープン・カンパニーは、企業や就職情報サイト、大学のキャリアセンター主催のプログラムで、
学生に業界や職種の理解を促すものです。

具体的なプログラム内容は、
・企業説明会
・OB・OGとの交流会、座談会
・オフィスツアー
・グループワーク

などがあります。

船井総研でも、オープン・カンパニーの一環として自社のオフィスツアーを行う予定です!
少しでも船井総研にご興味のある方はお気軽にご参加ください!
(※詳細は決定し次第お知らせします!)

参加する上での心構え

オープン・カンパニーに参加する際は、「自分の将来的なキャリア形成を意識する」といった心構えが必要になります。
このような心構えで、オープン・カンパニーに参加することが出来ればより実りのある時間を過ごせるでしょう。

オープン・カンパニーのメリット・注意点

メリット

低学年から参加できる

オープン・カンパニーは、学年を問わず全ての学生が参加できるため、低学年からの参加が可能です。
これにより、学生は早い段階で自分の将来について考え、
計画的にキャリア形成を進めることができます。
早期の参加は、就職活動時に自分に適した業界や企業を見つけやすくするため重要と言えるでしょう。

短期間のため参加しやすい

オープン・カンパニーは通常、半日や1日といった短期間で実施されるため、
学業との両立が容易です。
またオンラインで開催される場合も多く、移動時間を省けるためより気軽に参加できます。
企業によっては複数日程で開催することもあり、
学生は自分のスケジュールに合わせて参加しやすいという特徴もあります。

業界、企業への理解が深まる

オープン・カンパニーは企業や業界への理解を深めるために設計されています。
会社説明会、先輩社員による質問会や座談会、職場見学など、
多様なプログラムを通じて、実際の業界や企業の内部を深く理解する機会が提供されます。
これにより、学生は自身の適性や興味を明確にし、適切な企業選びに役立てることができるでしょう。

注意点

就業体験はできない

インターンシップと違い、オープン・カンパニーは就業体験を含みません。
そしてインターンシップは就業体験を含むプログラムのみを指します。
以前は就業体験の有無にかかわらず、まとめてインターンシップと呼ばれることがありました。
現在では就業体験があればインターンシップ、
就業体験がなければオープン・カンパニーとして、別扱いとなっています。
両方とも自身キャリアを考えるためには重要なものですので、この違いを理解し、混同しないよう注意しましょう。

採用活動での評価に影響しにくい

就職活動において、オープン・カンパニーでの学生情報の活用は認められておらず、
直接的な評価に影響しにくいと言えます。
オープン・カンパニーは、就職活動を有利にするためのものではなく、
業界や企業への理解を深め、自分に合った職種や企業を見つけるための活動です。

そのため、目的・意義をしっかりと捉え参加することが重要になります。

まとめ

これから就職活動を始める皆さんにとって、多くの選択肢を知ることはとても重要になってきます。
その多くの選択肢を知る、企業研究のための術として、「オープン・カンパニー」は有用と言えます。

この記事を読んでくださった皆様が「オープン・カンパニー」を上手く活用し、
ご自身の就職活動をよりよいものにできることを心より願っています。

 

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