カーボンニュートラルに関わるコンサルティングとは?
- 03.内海編 船井総合研究所を知る
- 2023.4.5
#SDGs #カーボン・ニュートラル #社会貢献
みなさん、こんにちは!
いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
私たちは、コンサル業界を志望している学生向け『お役立ち情報』を提供しています!
今回の記事は『カーボンニュートラルに関わるコンサルティングとは?』についてお伝えします。
(インタビュアー)
カーボンニュートラル支援グループディレクターの穂垣さんにお越しいただき、船井総研が行なっているカーボンニュートラルを目指す企業への支援についてインタビューさせていただきます。
穂垣さん本日は宜しくお願いいたします。
(穂垣さん)
よろしくお願いします。
(インタビュアー)
カーボンニュートラルとはご説明いただいてよろしいでしょうか?
(穂垣さん)
カーボンニュートラルというと日経新聞をはじめ、おそらく皆さん耳にされない日がないくらい一昨年、去年、今年非常に時流のテーマになっています。
ニュートラルはその名の通り、温室効果ガス(CO2)をはじめとした温室効果ガスをニュートラル=ゼロにしていきましょう、という目標でございます。
元々この地球温暖化対策、CO2を減らしましょうという話は今に始まった話ではありません。
皆さん聞かれたことあるかもしれませんが、2015年にパリ協定という世界の各国が集まって、気候変動に対しての対策をします、CO2温室効果ガスを減らしていきます、という約束を既にしています。
ただ2020年に、総理が菅さんの時代ですが、菅さんが2020年に所信表明で2050年までにカーボンニュートラルを目指しますと言われました。
昔はこのパリ協定で、「2013年度に比べて2030年度までに26%減らします」という約束だったのですが、菅さんはさらに頑張りますと、「2050年までにゼロ、2030年度までに26%などでなはなくて、46%減らします」というすごく野心的な目標を掲げられました。
当然それを受けて、まずは企業、そして自治体、一般個人がCO2温室効果ガスを減らしていきましょうという動きになっていった訳です。
目次
なぜ船井総研がカーボンニュートラルに取り組むのか?
(インタビュアー)
何故、船井総研がカーボンニュートラルに取り組むのかについて教えてください。
(穂垣さん)
ご存知の通り、我々は企業の経営支援、業績アップということをやっておりますが、企業の価値自体を上げていくという取り組みもここ数年積極的に取り組んでおります。
この企業価値はものすごく広く、持続的な成長を続けていく、サスティナブルな成長を続けていく中で、気候変動に対してリスクが発生します。
それに対して「うちの会社はこういう対策をしています」、「こういうふうにくると思っているので今のうちにこういう準備をして、更にそれをビジネスチャンスに繋げて、こういう計画を考えてます」とすれば、ステークホルダーの皆様、投資家であったり株主の方は当然これは永続しそうだな、持続的な成長しそうだなという形で企業価値が上がっていくということです。
決して環境対策、気候変動に取り組むという単なるPRだけではなくて、既に企業の価値を上げることができるレベルにまでなっているということなんです。
なので話戻りますと、
船井総研が企業の経営支援する中で、当然この企業価値を上げるためのカーボンニュートラルを手伝わない訳がないということで、ここ数年積極的に部署を立ち上げて取り組んでいます。
カーボンニュートラルに関する具体的な取り組みについて
(インタビュアー)
具体的に船井総研が取り組んでいるカーボンニュートラルについてお伺いしていきたいです。
(穂垣さん)
船井総研の親会社である船井総研ホールディングスは、プライム上場しております。
カーボンニュートラルは菅さんが言い出して、国が言い出したからといって一気に進むものではありません。
企業も最初は義務ということで、やらないといけないと国に設定されました。
具体的に言うとプライム上場企業であったり、スタンダード上場されているような企業は、義務として、どのような気候変動のリスクを想定していて、どういう対策をしますというものを開示しないといけません。
船井総研ホールディングスも上場しているので、当然やらないといけないので、早速それのお手伝いをさせて頂いています。
具体的に言いますと、毎年、業績発表IRを公開しております。
これから気候変動がこういう形で起きていきます。
そうなると、船井総研の方でご支援している、例えば住宅不動産業界や自動車関連、製造業などがこういう影響を受けます、と。
なので我々は今のうちにこういう対策をしていきます。
というのを、我々がホールディングスと一緒に作っています。
そもそも今船井総研ホールディングスが、どれだけCO2を出しているか、それをどうやって減らしていくかを、まずは現状を分析して、それに対しての対策というものを我々の方で考えさせて頂いています。
つまり、
今後どうしていくかを皆さんに開示するための準備をお手伝いしていくのと、そもそも今CO2をどれだけ出していて、どうやって減らしていくのかという計画を作っているということでございます。
仕事のやりがいについて
(インタビュアー)
仕事をしている中で、やりがいやワクワクする時はどのような時ですか?
(穂垣さん)
たくさんありますが、やはり一番は船井総研だから出来ることで、企業から認めていただける瞬間ですかね。
今の段階では、我々の競合会社があります。
コンペ形式になります。
我々を選んでいただける理由の一つが、やはり船井総研だから出来ることがあるということです。
例えば船井総研の強みというのは、業種に特化している部署がたくさんあります。
住宅不動産、運輸、製造業、ロジスティクスであったり、そういったそれぞれ精通した部門コンサルタントがたくさんいます。
例えばカーボンニュートラルをやりたいと言っても、他社はどうしてもパッケージングされているものがあるんですけども、我々はその上をいく提案が出来ます。
当然、その企業自身それぞれ専門の業種を持っていらっしゃいます。
その業種にあったカーボンニュートラルを達成するための手法は、やはり現場レベルのことがよく分かっている専門のコンサルタントでないと分からない部分がたくさんあります。
なので船井総研でいうと、私はそこまで他の業界のこと分からないですけども、住宅、製造業それぞれ専門のコンサルタントが社内にいますから、彼らが協力して他社には出来ない提案が出来きます。
そこを認めてもらえた瞬間が一番、やはり船井総研ってすごいな、頼りになる仲間がいて頼もしいなというところがすごく喜びを感じる瞬間です。
カーボンニュートラル分野はどのような社会貢献になるのか?
(インタビュアー)
カーボンニュートラル分野に関わることで、どのように社会貢献をしているのか?
(穂垣さん)
温室効果ガス、CO2が増えることによっての気候変動は、もう確実に起きます。
というよりも、既に起こっています。
10年前と比べると、台風、大雨、土砂災害とか多かったり、真夏に外に出ていられないということがあります。
昔は、小さい頃に公園等へ行った記憶があると思うんですけど、今夏に外で遊ぶなんてありえない。
びっくりしますよね。
公園に行っても誰もいない状況になっています。
これがどんどん悪化していくと、我々の先の世代まで考えると、ちょっと申し訳ないと言うか、今のうちにしっかり対策はしておかないといけないというのが、私だけでなく世界中、皆さんの共通認識かと思います。
それをくい止めるために先ほど申し上げたように、カーボンニュートラルをやっていかないといけません。
ただ企業も初めて取り組むことですから、やり方がよく分からない。
もっとスピードをあげてちゃんとやりたいという時に我々がいれば、よりスピードが出て、カーボンニュートラルをすぐに達成出来る状況は作れます。
つまり我々も、日本全体の、世界全体のCO2削減、カーボンニュートラルに貢献出来ているのではと感じています。
どのような業界、企業とのお付き合いが多いのか?
(インタビュアー)
どのような規模や業界の企業とのお付き合いが多いのでしょうか?
(穂垣さん)
カーボンニュートラルに積極的な企業は、皆さんご存知のAppleであったり、Amazon、Microsoftといった会社です。
世界企業ですね。
彼らを見ているとIT、製造業などの企業がカーボンニュートラルに凄く積極的です。
理由は簡単で、たくさん電気を使っていて、CO2もたくさん排出しているからです。
製造業の企業が、我々のクライアントになることが多いのかと思うと、実はそんなことはありません。
製造業の方々は、既に取り組んでいる企業が多いです。
実際、業種でいうとあまり縛りはありませんが、直近で言いますと、インターネット関連の上場会社であるとか、物流業の上場会社であるとか、船井総研ホールディングスはコンサルティング会社ですね。
あまり業界に偏りというのは今はございません。
規模としては、やはり上場企業が圧倒的に多くなっております。
あえて言うならば上場企業の取引先であるサプライヤーである中堅規模の企業もいらっしゃいますが、圧倒的に多いのが上場企業です。
今後の展開はどの様に考えているか?
(インタビュアー)
船井総研は今後どのような展開を見据えているのかお伺いしたいです。
(穂垣さん)
今カーボンニュートラルへの対応を求められているのが、プライムやスタンダードといった上場企業が中心です。
彼らには、気候変動に対しての対策やリスクヘッジの開示が義務付けられています。
今年、来年のメインはやはり大手企業が中心になると思います。
ただ船井総研の強みとしては、中小企業の経営支援です。
たくさんのクライアントがいらっしゃいます。
なので大手企業だけでなく、少しずつ中小企業にも、カーボンニュートラルをやらないといけないということが派生していきますから、お手伝いして価値を出していけるようにしたいと思っています。
例えば中小企業でも、カーボンニュートラルをやることによって、大手企業との取引が増えたりとか、業績アップに繋がるような提案も出来るようにしていきたいと考えております。
(インタビュアー)
新しいメンバーとは、どのようなことを達成していきたいですか?
(穂垣さん)
2022年の12月に書籍を販売しました。
カーボンニュートラル支援グループでの書籍です。
新しい部署なので外部にPRしていきたいと思っています。
なので新メンバーと一緒にやっていきたいことは、一件でも多くカーボンニュートラルの支援をする企業を増やしていくことです。
船井総研にもカーボンニュートラルの支援グループができたという認知度を上げていきたいと思っています。
(インタビュアー)
本日の質問は以上となります。
本日はありがとうございました。
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