日本の中小企業を支援するという社会的意義
- 03.内海編 船井総合研究所を知る
- 2023.1.11
#社会貢献 #中小企業コンサルティング #INTEGRITY
みなさん、こんにちは!
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今回の記事は『日本の中小企業を支援するという社会的意義』についてお伝えします。
植木さん: 船井総合研究所 砂川さんにお越しいただきました。
今回は、中堅・中小企業の支援を行っている船井総研の社会的意義についてお話を伺いたいと思います。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
まず一つ目の質問です。
目次
なぜ船井総研は、中堅・中小企業の支援を行うのでしょうか?
砂川さん:
船井総研という会社は、基本的にコンサルティングのドメインを上場企業とか大企業においているわけではなく、中小企業に置いています。
これはどの業種もそうなんですけど
・競合がどんなことをしているのか
・どういう事によって社会に貢献していっているのか
・どのように企業として存続していってるのか
ということが、まず外部要因として一番大事だと思うんです。
我々船井総研という会社は、創業から50年以上ずっと中小企業のコンサルティングをおこなっていますが、そこで必要とされるということが会社として存続できることイコールなので、競合との関係性や社会に求められることという観点で、中小企業をドメインにしています。
99.7%というのが、日本全国の中小企業の割合です。
ですので、市場もあるだろうし、そこで我々が築き上げてきたもので貢献するということが、やはりこの中小企業・中堅企業をターゲットにしている理由です。
植木さん:
ありがとうございます。
では二個目の質問に移りたいと思います。
船井総研はどのような分野・領域の支援を行っているのでしょうか?
砂川さん:
船井総研は、およそ皆さんがイメージして出てくる業種とか業界というのは、もう殆ど全てやっているという風に思っていただいてもいいかと思います。
すごい細かいことをいうと牛乳配達屋さんのご支援をさせていただいたり、大きいところでいくと医療介護だったりとか住宅不動産とか、そういうところがご支援先になってます。
近年はテーマ別にもご支援をしています。
例えばHR系のテーマだったりとか、最近だとDX系です。
最近よく銀行さんからもグリーンのトランスフォーメーション、カーボンニュートラル等の支援をしてくださいというお話もあるので、あらゆる業種の中でコンサルティングしつつテーマでもやっていたりします。
植木さん:
ありがとうございます。
船井総研の支援によるお客様の変化はどういったものでしょうか?
砂川さん:
僕も今12年目でお客さんの変化を10年強ほど見てきていますが、個人的に一番感じているのは、お客様に僕らも育てられているんですけど、お客様自身もすごく成長されていくというのがよく見て取れます。
僕なんかがお客さんに言うのも、おこがましいなとも思うのですが、僕が素直に思うのは、社長の意識がすごく内向きだったところから、例えば
「どうやって世の中に貢献しよう」とか
「どういうインパクトを世の中に出していくんだ」とか
「社員の物心両面のところでどうやって支えていくのか」等
自分に向いていた、裕福になりたい、売上を上げたいみたいなところから、より外側にどんどん向かっていって、満たされていくことによって、もっと他に良い影響を、みたいな感じで成長されていくというのはすごくよく見れます。
僕らが行うコンサルティングの事例を1つ紹介します。
保育所が全然足りず、お母さんが働きたいんだけれども働けないみたいな状況の中で、保育園がちゃんと整備されていれば、子供を預けて自分はもっとキャリアを積んでいくようなことができたのに、みたいな時代がここ最近まであったと思います。
こういったことをコンサルティングで僕らが解決するような提案をお客様にするのですが、そういう提案をしていると、お客様自身もより子供に対してとか、世の中に対して良くしていくために「企業主導型の保育園をもっと建てよう」ということを目標にするようになります。
その中で、「どの様にお子さんに対しての教育をより良いものにしていくのか」とか、「1家庭に対してどういう貢献をしていこうか」みたいな発想が、僕らとお付き合いをして成果が上がってくると、どんどん広がってきます。
この5年、10年の中で、そういう風にコンサルティングを通じて、保育とか子どもたちの業界に対して貢献できてきたのかなということが挙げられて、僕ら自身もですけれども、お客様自身も成長されていくということが、よく感じられるところかなと思います。
植木さん:
四つ目の質問です。
船井総研のコンサルティングは、どのような社会貢献に繋がっているのでしょうか?
砂川さん:
先程、数年前まで待機児童がすごく多かったという話の中で、なかなか働きたくても働けないというような世の中があったとお伝えさせていただきましたが、我々はコンサルティングの中で、その解決につながる「企業主導型保育の開設」の支援をしています。
この支援は、日本で一番船井総研が開設支援をしているんです。
多くの会社がある中で、船井総研が企業主導型保育で待機児童の改善をしていくために、その提案をしてたわけですけども、それはお客様と一緒にやっていくわけですが、日本で一番開設が多かったのが船井総研だったりします。
間接的ですけれども、コンサルティングを通じて、より良い世の中にしていくというようなことをやっています。
コンサルティングはたくさんありますけども、多くのことが実は世のため人のためになっているということです。
企業主導型保育は、一つの例です。
もっと俯瞰的に見ると、船井総研がお付き合いしている日本企業における99.7%の中小企業というのは、生産性が低いんです。
例えばSDGsの話でいくと経済成長というワードがあります。
働きがいもあって、経済成長もちゃんとしていこうね、というのが項目の中にあるのですが、これにもすごく貢献してたりします。
例えば日本は、大企業の生産性はまあまあ高いです。
中小企業の生産性が低いことが、日本全体の生産性が上がっていない一つの要因になっている、という経済学者がいます。
これに関して、僕らはコンサルティングを通じて改善できるんです。
SDGsだとか、そういう世界的に向かっていく目標に対して貢献できると本気で思ってます。
コンサルティングを通じて、世の中のためになることをと思っていますし、保育の例がありましたが、あれは本当に一事例であって、違う業種でもいろんな業種の中で貢献をしていっています。
僕らがお付き合いしてる中小企業の生産性は明らかに上がります。
この上がった中小企業の生産性というのは、大企業にも引けをとらないぐらいの生産性になっているわけです。
こうやって10年 20年していくと、中小企業が淘汰されて良いところに人が集まって、より良いことを貢献しようという中小企業に人が集まり大きくなっていく、ということが僕らの仕事の中で貢献ができる点だと思うんですよね。
そういったことを目指しつつ、より世のため人のためになるようなこともやっていくということが、中小企業のコンサル、我々のコンサルティングでできると思っています。
植木さん:
では次に砂川さんに個人的な質問をさせていただきたいと思います。
五つ目の質問です。
砂川さんが支援している業界や業務内容を教えていただきたいです
また支援をする中でやりがいを感じたエピソードなどがあれば教えていただきたいと思います。
砂川さん:
僕が行っているコンサルティングの業種というのは、歯科から始まって現在は医療全般を見ています。
僕がその支援をする中でやりがいを感じたエピソードというのは、ほとんどの船井総研の社員はこう思っていると思うんですけども、船井総研に勉強しに来て、コンサルティングを頼むぐらいの経営者なので、より良くなりたいと思っている人が多いんです。
そういう方たちがここに来て教えてください、とおっしゃるのですが、最初はやはり自分の企業の売上のことをとにかく考えているとか、自分が裕福になりたいとか。
いいことなんですけども、そういうところから始まっている人が多いのかなという風に思うんです。
しかし、そういった社長さん方が一緒にやっていく中で成功して大きくなっていくと、世の中にもっと貢献を、というようなことが見えてくるのが、僕は一つやりたいかなと思っています。
あとは直接的に何々さんがいたから、例えば砂川さんが来てくれたから僕の人生こんなに変わったんだ、みたいなこととかをダイレクトにお伝え頂けたりするので、それがもうなんかやってて良かったっていうことは、凄く毎回いまだに思いますね。
植木さん:
六つ目の質問です。
砂川さんはどのようなことを意識しながらコンサルティングを行っているのでしょうか
砂川さん:
結構色んなことを意識していますが、僕はまず心の部分というか、感情を大事にしたいと思っています。
経営者の方がどういったことをやりたいのかとか、どういったことを言ってほしいのかとか、そういうことをかなり意識しています。
この社長さんは、今こうやって言ってほしいんだろうなとか、こういう風に背中を押してほしいんだろうな、とかっていうことをかなり意識をしています。
なので感情の部分をかなり汲み取りながら、それを上手に、言い方悪いですがコントロールしながら伴走するということを考えてやっていたりします。
あとはそれに繋がる部分ですが、目の前のこの社長さんを僕は大好きだ、という風に思ってやっていたりします。
大好きな社長さんが、こういう夢を実現したいんだ力を貸して欲しい、ということについて本当に感情移入して、僕だったらどうするかと、こうやってやってあげたいなという思いもすごく大事にしてたりします。
あとはコンサルティングというビジネスなんで、やはり戦略を間違えないみたいな、そういう感情を大事にしながらも戦略を間違えない。
僕らが違うことを言って、社長さんがうまくいかなくなってしまって、会社がうまくいかなくなってしまうことがかなりありえるので、そういうことがないように僕らも勉強を常にして自分たちを高めていくことをしつつ、戦略を間違えない。
絶対こうですということを間違わない。
そういうことをとにかく意識しています。
植木さん:
最後の質問です。
砂川さんが今後やっていきたいことについて教えてください
砂川さん:
僕は今もう12年目になりまして、ありがたいことに管理職という立場で、この会社に関わらせてもらっています。
そういう観点と、あとは業界の中で展開しているコンサルティングにおいてどういう風に貢献していくか、というこの2つをやりたいと思っています。
前者の方でいくと、僕自身は船井総研を日本を代表する会社にするんだということも、うちのメンバーに対して毎月会議の中で言っています。
では日本を代表する会社とは、どういう会社なのかと言った時に、例えばCEOの中谷さんも言ってますけども、日本の平均の指標であったりとか、日経225という指標など、こういったところにちゃんと入ってくるような会社でなければいけないということで、時価総額も当然上げなければいけません。
では時価総額が上がる会社というのはどういう会社かというと、市場からちゃんと評価されている会社にしていかなきゃいけないということです。
もちろん平均年収だとか、働き方とか、働く社員がどういうモチベーションなのかとか、離職率だとか、いろんな将来性とかも含めてやって行かなきゃいけないですけど、こういったことを会社の経営層としては、ちゃんとそこを目指していくんだということを強く思ってますし、そういうことを総合的にどうやって貢献していくのか、ということを考えております。
これがやりたいことですね。
もうひとつの方が、コンサルティングの中でどうやって貢献していくのか。
ここもやりたいことがたくさんあります。
僕自身は海外でコンサルティングをしたい、というふうに思ってます。
船井総研には今、中国に支社がありますが、アジアで今後も展開していこうという話は、確実にこれから出てくると僕は思っています。
国内市場だけで勝負するのではなくて、外に行ってコンサルティングをしたい、という風に思っています。
日本だけでの貢献じゃなくて、どうやって世界で貢献していくのかっていうことが、僕自身がやってきたいことだったりします。
あとはメンバーについても、うちのメンバーで内視鏡分野のコンサルティングをしているメンバーがいて、彼は胃癌・大腸癌をゼロにするんだということを本気で考えて言っているんです。
たかだかコンサルタントに、そんなことできるんですか?と思うかもしれません。
しかし、企業主導型保育で保育園が足りなかったところが、船井総研が一番それを開設支援をしたことによって待機児童の問題が大きく改善されたということは往々にしてあります。
コンサルティングで世の中を変えていくということは大きい夢かもしれませんけど、そういうことをやりたいというメンバーがいて、実際にお客さんのところでコンサルティングを展開していく中で、癌がちゃんと見つかったという話があります。
あそこで見つからなかったら死んでたかもしれない、みたいな患者さんの話をよく聞くので、そういったところで世の中が変わっていくっていうことを僕はバックアップしながら応援したいなという風に思っています。
なので、①会社をこうしたいという面と②海外やってみたいという僕の個人的な思いと、③メンバーが実現したい「世の中はこういう風にあるべきだ」みたいなことをコンサルティングを通じて解決をしていくんだということを応援してあげたいなという風に思っています。
この3つぐらいが、僕があと10年、20年ぐらいでやりたいなという風に思っていることです。
植木さん:
ありがとうございます。
質問は以上になります。
砂川さん、本日はありがとうございました。
他にもたくさん記事があるので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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