船井総研の新規事業!社長onlineの事業責任者にインタビュー
- 03.内海編 船井総合研究所を知る
- 2023.1.4
#新規事業の立ち上げ #キャリアチェンジ #社員インタビュー
みなさん、こんにちは!
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今回の記事は『船井総研の新規事業!社長onlineの事業責任者にインタビュー』についてお伝えします。
学生インタビュアー 赤坂さん
インタビュイー 船井総研 社長online事業部 責任者 小梢健二さん
赤坂:船井総研の新規事業である社長onlineの事業責任者を行っている小梢さんにインタビューさせていただきたいと思います。
小梢さん宜しくお願い致します。
小梢:宜しくお願いします。
目次
社長online事業とは?事業立ち上げの経緯
赤坂:社長onlineとはどのような事業なのでしょうか?
小梢:社長onelineは一言で申し上げると、経営者向けのwebメディアです。
経営者に特化した情報を提供するメディアで、アプリ、パソコン、タブレットからも見ることもできます。
オープンメディアではなくて、有料のメディアなっており、お金を頂いたお客様にしか見えないメディアです。
まず、この社長onlineの事業を行っている経緯からご説明します。
船井総研には個別コンサルティングや経営者向けの研究会(勉強会)という商品があります。
個別コンサルティングの場合、コンサルタントがリアルもしくは、最近はオンラインの場合もありますが、基本的には1対1で月に1回程度の接触になります。
研究会は1対Nではありますが、こちらも開催数は月に1度または2か月に1度が基本です。
一方、経営者向けメディア社長onlineの場合、1対Nで多くの方に毎日接触できると考え、私が新規事業の提案を会社にしました。
そして晴れて、役員会を通過し新規事業として経営者向けwebメディアいうことで、社長onlineをローンチさせていただいたという経緯です。
赤坂:社長onlineは小梢さん自ら手がけた新規事業なんですね。
小梢:そうです。
最初私一人から始まり、今は10名くらいの組織になりました。
社長onlineではどのような仕事を行っているのか?
赤坂:小梢さんがどのような業務を行なっているのか、詳しくお話しいただけますか?
小梢:私一人から事業を起案し始めたので、今社長onlineで行っている業務全てを一通り経験しています。
事業立ち上げ前と立ち上げ後、そして今グロースさせているタイミングで、それぞれ業務は変わってきています。
事業責任者として幅広く対応しておりまして、
・どうやってお客様を増やしていくかのか
・どのような収益を作っていくのか
・予実管理
・どのような形で人員を増やしていくのか
・どのタイミングで投資をしてシステムの改良をするか
など、戦略設計を行っています。
戦闘レベルでいきますと、
・記事等コンテンツ作成
・ゲストのヒアリングやインタビュー
・YoutubeなどのSNSを活用したマーケティング
・セミナーをしての社長onlineの有料会員化
など、幅広く集客から実際のコンテンツ作りまで対応しています。
あとは、バックヤード部分です。
・メディアとしてのシステムが問題なく機能しているか
・どのような形でこのシステム改良していけばいいのか
という部分であったり、業務フローも考えないといけません。
例えば入金や出金のフローであったり、お客様の問い合わせ対応の部分の業務フローの構築であったり、もちろん財務面も見ています。
どのタイミングで投資するのか。
毎月の損益計算書が出ますので、利益がどう残ったのか、どう分配していくのか、そういったところもやっていきます。
新規事業立ち上げに至るまでのキャリアについて
赤坂:小梢さんは非常に広い範囲で業務をされているということですが、今までのキャリアとしてどのようなことをして今に至るのですか?
小梢:私は新卒で入社しました。
最初は経営コンサルタントとして入社していますので、入社して11年間は経営コンサルタントとして前線を走らせていただきました。
マネージャーもさせて頂いたので、コンサルタントの育成もさせていただきました。
船井総研の特徴なのですが、最初はジョブローテーションという形で、いくつかの部署をまわって、様々な業界やテーマのコンサルティングをさせていただいた後、自動車部門の小売業のコンサルティングを自分のテーマとして決めました。
そちらで10年くらい業績アップの指導をするコンサルタントをさせていただきました。
クライアント先に訪問すれば、私の席が用意されており、当時は紙でしたから、実績表がドンと置いてありました。
それを見ながら、社長とか各幹部が来て説明を受けながら、こうしたら業績が上がりますよとか、ホームページはこう修正しましょうとか、この内容で決めとこうか、というところをやっていました。
経営全般の業績アップをさせていただきました。
船井総研のコンサルティングは、オーナー企業の社長さん向けに寄り添っていきますので、
例えば財政が厳しい会社の場合には、私も社長と一緒に銀行に赴いて、私が説明して融資を受けたりもしました。
なかには社長と奥さんの夫婦喧嘩の仲裁したりとか、事業承継問題にも関わりました。
お父さんが会長で息子さんが社長で、その間を挟んで私が橋渡しをして会社経営や親子の絆を深めたりもしました。
またご子息が大学どこ行こうかとか、どこに就職したら良いかなど一緒に相談に乗ったり、そのようなところまでさせていただいていました。
その後、今回の社長onlineというものを起案させていただいて、準備もかかりながら約3年前にローンチさせて頂いて現在に至るという流れです。
赤坂:なるほど、ありがとうございます。
船井総研のコンサルタントとしての幅広い経験が、今事業責任者としての立場に活かされているということですね。
新規事業立ち上げの中で困難だったこと
赤坂:小梢さんが今まで社長onlineの業務をされていた中で、困難だったことはありましたか?
小梢:困難なことはたくさんありました。
経営コンサルタントと事業をするのとでは種類が違いましたので、そこはやはり困難であったかと思います。
経営コンサルタントはアドバイスが中心になりますので、「こういう提案をしたならこうやって現場が動く」と、クライアント先や現場がこう動くと分かった上で提案をしているのですけれども、実際に自分ではやらないですよね。
事業の方は、「自分で戦略を作ったものを自分で実行までする」というところが違いましたので、作った戦略を実行する、やりきるというところでは、やはり様々な課題があったと思います。
コンサルティングをしていると、業績を上げる方は得意なんですよね。
業績を上げるとか売上をあげていくとか、お客様を増やすとか、そういったことは得意なんです。
一方でバックヤード業務です。
経理会計でどう入金するとか、返金対応するとか、お客さんの問い合わせに対してどう適切にアプローチするのが効率良くお客様が満足できるか、生産性が高いかとか、そういったバックヤードの業務まで含めて行うには、システムを理解しないといけませんので、ITの知識も色々と学びました。
赤坂:ありがとうございます。
社長online事業のやりがい
赤坂:バックヤードからマーケティングまで広い分野でのお仕事を含めて、業務を進める上でのやりがいを教えてください。
小梢:これは皆さんそれぞれ価値観があると思うんですけども、経営コンサルタントとしてやっていた時は、そのお客様の業績を上げていく、その会社を幸せにしていくというところに注力していました。
コンサルタントとしてのやりがいも感じておりましたし、クライアント先も喜んでいただいたし、その先のお客様も幸せになったかなと思うのですけども、それにプラス今やっていることは、デジタル情報ということで、今まで1対1であったものが1対Nになります。
より多くのお客様に提供できるということで、デジタルの力を使って、メディアだからこそ、一つの記事で数千人、数万人の方に見てもらえます。
良い情報をお渡しすることによってより多くの方に幸せになっていただく、業績を上げていただく、より良いサービスを作っていただくということができますので、そこにやりがいを感じています。
今後の社長onlineの方向性や目標について
赤坂:最後に社長onlineの今後の方向性や目標を教えてください
小梢:社長onlineは有料会員のお客様を10万人にしたいと思っています。
指標によって異なるのですが、現在、世の中にある法人の数は368万から380万社と言われてます。
この中には個人事業主の方も多く含んでおりまして、年商1億円以上と言われる法人数は69万社と言われております。
年商1億行かなくても、例えば士業や弁護士の方など規模は大きくはないのだけれども素晴らしく、色々されてる企業も多いので、100万人くらいが組織としてしっかり動いてる会社の数かなと思っております。
その10%の10万人の社長にユーザーなっていただきたいと考えています。
この数になると、圧倒的日本一の経営者向けのメディアになりますので、まず経営者向けで日本一をとっていきたいです。
構想として、経営者デジタルプラットフォーム事業と言っており、今はメディアをやっているのですけど、10万人の社長がいるということは日本として大きなボリュームで経営者のユーザーがいらっしゃるということです。
そうすると、データドリブンの提案ができるんです。
10万人社長がいるというものはかなり希少なので、このデータを持って、例えば政府に提言をしてより強い日本を作るような形にしていくとか、違うメディアとも提携して、全国に良い情報を発信したいと思っています。
この社長onlineの事業を核として、経営者向けデジタルプラットフォームを事業として昇華したい。
将来的にはメディアだけではなくて、政府への提言やデータ販売であったりとか10万人の社長様がいらっしゃるからこそ、今課題となっている事業承継の中のマッチングであったり、M&Aの促進であったり、様々な形でその10万人の社長さんがいらっしゃるからこそ出来る事業を増やしていきたいという思いでやっています。
結果的に日本全体を良くするということをやっていきたいという構想があります。
海外展開も考えています。
今世界でナンバーワンのビジネスメディアはニューヨークタイムズです。
だいたい有料会員が500万人いらっしゃるんです。
なので英語圏で考えて、日本人の数よりも英語圏の人口は10倍、20倍以上多いので、海外にも日本で培ったノウハウをもとに展開したいと思っています。
しっかり日本を良くしたい、その上でさらにグローバルで世界全体を良くしたい。
メディアという情報を使って、より多くの方を幸せにしていく、より多くの企業の業績を上げてく、より良いサービスを作って多くの方を幸せにしていく。
そういうことをやっていきたいという想いです。
赤坂:ありがとうございます。
世界規模のデジタルプラットフォームを創るということで、すごく夢があるなと思います。
本日の質問は以上になります。
お時間いただきありがとうございました。
小梢:ありがとうございました。
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