金融機関と財務コンサルティングの違い|社員インタビュー
- 03.内海編 船井総合研究所を知る
- 2022.2.17
#財務コンサルティング #金融機関との違い #社員インタビュー
皆さんこんにちは!
いつもリクシップをご覧いただきありがとうございます。
本記事では、船井総研が行う「財務コンサルティング」について、現役の財務コンサルタントにインタビューしました。
どんな仕事をしているのか、銀行や金融業界との違いに注目しながらぜひご覧ください。
インタビュー
金融・M&A支援部 財務グループ シニアコンサルタント
谷翔太さん
皆さんこんにちは、船井総合研究所の金融M&A支援部の谷です。
本日は就活生の皆さんに向けて、船井総研が行う財務コンサルティングと金融機関との違いについてご紹介したいと思います。
私はもともと銀行で勤務しておりましたが、そこを辞めて船井総研に入社し、財務コンサルティングをしています。
金融機関時代は法人融資を担当していたので、お金を借りてもらうことが営業の目的でした。
実際に10人のお客さんがいて10件の融資案件があったとして、お客さんに喜んでもらえる・本当に役に立ったと思える仕事は、10件のうち1件くらいでした。
残りの9件はお客さんに喜んでもらえたり、自分がやりがいを感じるものではありませんでした。
そこでお客さんに喜んでもらえて自分が役に立ったと思える仕事を10できる仕事がいいなと思い、船井総研に転職しました。
目次
Q.財務コンサルはどのような仕事ですか?
船井総研で考えている財務コンサルティングとは大きく2つあります。
財務データと非財務データを根拠に、社内外のステークホルダーを良い方向に導くことが財務コンサルタントの役割の一つです。
経営判断の根拠となる財務・非財務のデータを迅速かつ正確に可視化することが財務コンサルタントには求められます。
財務コンサルティングは具体的に何をやるかの前に、中小企業の経営者が財務でどんな悩みを持っているかをお話しします。
・財務は気にせずに年収10億は達成したもののこの先これでいいのか不安である
・投資金額が増えて投資判断を勘頼みでやるのが不安である
・利益は出ているのになぜか資金は増えない
・資金繰りの予測ができずに資金不足になる
・取り扱う金額が大きくなって資金が不足したときに社長のポケットマネーからでは対応できない
・金融機関対応の悩みだと借り入れが増えて銀行からも提案されるけど何が正しいか分からなくて困っている
上記に挙げた悩みが船井総研によく寄せられます。
また特に最近多いのが経理の悩みです。
・月次決算が締まるのが遅く、経理が追い付かなくなってきて業績を把握できない
・紙の帳票が多く、アナログで非効率で困っている
こういった財務周りの悩みを中小企業の経営者は持っています。
だから借り入れの最適化をしてCF改善をする財務や資金繰りの可視化をしていく、財務会計の自動化・効率化、管理会計の高度化やポートフォリオの最適化を行っていく支援しているのが船井総研の財務コンサルティングの特徴です。
われわれは 「経営者に対してコンサルティングしていく」ことを大事にしています。
担当者との財務や経理の打合せで終わるのではなく、経営者に財務のアドバイスをしています。
デジタル活用をしっかりして、効率化・高度化をやっている点が船井総研の財務コンサルで力を入れてやっていることです。
Q.船井総研の財務コンサルティングは他社と違ってどのような特徴がありますか?
船井総研は業種に精通している業種別のコンサルタントがたくさんいる会社です。
各分野で連携して財務コンサルティングできることが特徴です。
また船井総研はデジタルにも強い特徴があります。
中小企業では財務面でエクセルを使っていたり、会計ソフトでもクラウド会計を導入できなかったりする会社さんが多いことが実情です。
船井総研ではfreee(フリー)のようなクラウド会計を使ったコンサルティングを行っています。
予実管理をしていく上でも、エクセルではなくてクラウド型の予実管理ソフトを導入してコンサルティングをしているなど、デジタルに強いことも強みだと思います。
中小企業の場合、特に経理や財務はデジタル化が遅れている領域でもあるので、デジタルに強いというのは船井総研の強みとしてあるわけです。
また、ほかの会社と違うところは、金融機関にもコンサルティングを行っていることです。
金融機関の融資を増やすために、審査や営業の仕組みをどう作っていくかのコンサルティングも行っています。
金融機関の内情もよく分かっているというのは他の会社にはない船井総研の財務コンサルの強みかと思います。
Q.財務コンサルティングをする上で必要なスキルはありますか?新卒で入社してすぐに財務コンサルになれますか?
新卒1年目、2年目のメンバーが財務コンサルティングを行っているので、新卒でもすぐになれると思います。
そのために必要なスキルは、基本的なエクセルが使えることや「数字」がある程度分かることは必要だと思いますが、それよりも経営者に寄り添える人間かが大切になってきます。
財務戦略というのは 経営者が考えている事業の戦略や人材の戦略と並行して、両輪でやっていくものです。
経営において財務単体で成り立つことは絶対にありません。
経営者が考えている事業戦略に最適な財務戦略は何かを考えていくことになります。
「経営者に寄り添えるか」は 財務コンサルタントの資質として必須だと思います
Q.簿記や公認会計士・税理士などの資格があった方が有利ですか?
あるに越したことはないと思います。
メンバーにも簿記を持っていたり会計士・税理士を目指している人もいます。
ただ、なくても問題ないということも現実です。
現場のことをどれだけ知っていているかが大事になってきますので、そこには資格は必要ないと考えています。
Q.財務コンサルティングのやりがいは何ですか?
長くお付き合いさせていただいている企業が成長して、経営者や社員さんから感謝の言葉をいただけた時です。
実際、私がお付き合いさせていただいている会社さんで言うと、5年ほどのお付き合いになりますが、従業員の数も倍くらいに増えています。
経営発表会や社員総会に呼んでいただき、社員の方とお話しする中で、会社が良くなって、いろんな人が幸せになっているとお役立ちできたと実感できる瞬間はやりがいだと思います。
Q.財務コンサルティングを目指す学生にメッセージをお願いします。
財務コンサルティングはコンサルティングの中でも財務ってかっこいいイメージがあると思います。
私自身もすごくやりがいのある仕事だと感じていています。
経営者はお金のこと、出店するかどうか迷ったとき、事業承継するかどうか迷ったとき、 財務的にどうなのか相談できるパートナーが我々財務コンサルタントです。
学生の皆さんが目指されているということであれば、ぜひ財務コンサルタントになってほしいです!
多くの経営者を一緒にサポートしていけるような財務コンサルタントが増えたらいいなと思います。
最後までインタビュー記事をご覧いただきありがとうございます!
財務コンサルティングについて、少しでも理解が深まっていただければ幸いです。
今後も船井総研のお仕事について発信していきますので、ぜひご覧ください。