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在宅医療×コンサル|在宅医療を通じて医師の働き方に変革を

03.内海編 船井総合研究所を知る
2025.1.22

自己紹介

シニアライフ支援部の松岡佑磨と申します。

主に高齢者を対象とした事業を行っている医療介護事業者のコンサルティングを行っており、その中でも在宅医療を担当しています。

 

在宅医療とは

在宅医療というのは、ドクターが自宅で高齢者の最後を看取るということを、一つの選択肢として支えていくというビジネスになります。

一般的な外来クリニックは、常に通院が必要となります。

例えば、9時から18時までといったように、日中に開いている所が多く、私たち会社員と同じ働き方をしています。

一方で、在宅医療を扱っているクリニックというのは、同じクリニックでも、365日24時間対応をしています。患者さんに、いつでも診てもらえる安心感を提供するクリニックであるということが、一つの大きな特徴となっています。

在宅医療の課題は、夜中も休日も患者さんの容態に合わせて働かなければならず、ドクターが往診で駆け付けなければならないということです。つまり、休みがほぼないということです。

これから少子高齢化で高齢者が増えていく中で、在宅医療のニーズは増えていきますが、一人のドクターに負担をかけ続けていいのだろうか?という懸念点があります。

この点が先生の課題でもあり、社会の課題でもあります。私の仕事は、この部分のコンサルティングという要素が一番大きいです。

 

在宅医療の魅力

 

一部の地域で要望が多いのが、働いたら働いた分だけ報酬評価を考えていきましょうという働き方です。

通常の勤務医は固定給、つまり年俸制で給料が決まっています。しかし、そこから開業される先生方は、報酬は青天井ですが、集客やマネジメントなどの様々な経営リスクを伴います。

その中間として、今のクリニックで頑張れば頑張っただけ報酬が増えていく働き方ができるのが、在宅医療の魅力です。

在宅医療は設備投資の少なさなどに比例して固定費が少なく、利益率が高いので、その分頑張ってくださっている先生方に還元していこうという形で報酬を上げています。

このように、経営者も勤務医の先生もWin-Winな関係を築くことができているのが、在宅医療のビジネスモデルのひとつの特徴となっており、私はそこを魅力として発信しています。

コンサルティングの具体的な内容

シンプルに医師の数を増やしていこうという提案がセンターピンとなっています。

ドクターの人数が増えれば増えるほど、今ある負担が分散していくからです。

また、医師を支える人を増やしていこうという提案もしています。

そこに付随して、人の数が増えていくにつれて大きくなるマネジメントの問題を整えていくというお手伝いもしています。

もちろん、そもそもの医師の数を増やすことができるならそれが一番良いとは思いますが、なかなかそこまでは力が及びにくいのが現状です。ですので、市場にいらっしゃる先生の選択肢の中の第一優先になるように、在宅医療の働き方を魅せていく、伝えていくというのが私の一番の取り組みになっています。

コンサルティングをする中で苦労したこと

当初、在宅医療という分野を始めようと思ったときに、経営者の勘所を探すのが難しかったです。経営者の方々は、一体どこに困っていて、何を提供すれば一番価値を感じていただけるのかというところです。

船井総研のコンサルタントは、基本的にはマーケティング支援を行っています。モノとか人はいるけれど、売り上げが伸びないという企業さんをお手伝いするというものです。

ですので当初は、在宅医療の分野でもマーケティング支援を考えていましたが、これがうまくいきませんでした。

試行錯誤を1,2年かけて行きついた先が、売り上げを伸ばす以前にドクター数を増やすこと、医院長じゃなくても多くの患者さんに貢献していけるような組織開発や、人の採用というところが経営者さんに一番求められている、ということです。

このことに気づいてから、経営者さんからの評価がグッと上がったので、時間はかかったものの気づけて良かったと思っています。

今後の展望

1つ目は、在宅医療のプレイヤーを増やすことです。

今は内科のクリニックさんでしたりとか、在宅医療専門の医院さんを中心にお手伝いさせていただいていますが、今後まだまだ高齢者の数と在宅医療のニーズが伸び続けていきますので、メンタルのクリニックさんや介護事業をやられているところにも在宅医療の理解を広げていきたいと考えています。

2つ目は、地域一番店の軸を確立することです。

医師の偏在により、地域によってドクター数が全然違っていて、在宅医療という選択ができない地域があるのが現状です。

この現状を変えるために、ドクターのいない地域にフォローをしていけるような医院さんとのお付き合いを増やしていきたいと考えています。

3つ目は、1つ目2つ目を支えていくような社内のメンバーを増やすことです。

仲間づくりというところを、強く今年はしていきたいと考えています。

 

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